CLOSENESS - CHARLIE HADEN [JAZZ]

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1.Ellen David (9:10)  with Keith Jarrett
2.O.C. (9.27)  with Ornette Coleman
3.For Turina (12:24)  with Alice Coltrane
4.For A Free Portugal (7:52)  with Paul Motian

Charlie Haden (b) , Keith Jarrett (p) , Ornette Coleman (as)
Alice Coltrane (Harp) , Paul Motian (per)

今日の1枚は、ベーシストCharlie Hadenのデュオアルバム。
4曲をそれぞれ有名なプレイヤーと演奏しています。
正直、僕はベーシストのリーダー・アルバムなんてほとんど持ってません。
ベースのソロばかりゴリゴリと聴かされてもなぁ。他にもっと買いたいCDあるし
・・・というところが正直なところでしょうか。

そんな僕がこれを買ったのは、1曲目のEllen Davidが聴きたいため。
もちろん、Keith Jarrettがピアノというのも興味があったのですが、この曲はECM盤で
僕の好きなDenny ZeitlinがやはりCharlie Hadenとデュオで演奏していたから。
Hadenの奥さんの名前を取ったこの曲はリリカルなピアノが生きる美しい曲です。
ここでも、もちろんベースが前面に出ていますが、相変わらずいい感じです。

そんなわけで2曲目以降を聴くのは久しぶり。
Ornette Colemanとの2曲目はその名の通りO.C.
Ornette Colemanにしては、聴きやすい感じがします。黒っぽさが良く出てます。

3曲目はJohn Coltraneの奥さんAlice Coltraneのハープとのデュオ。
ハープの音をCDなどでまともに聴いたことはないけど、うちのオーディオではちょっと
苦しいです。。。
全体的に悲しげな雰囲気のある曲です。

最後は、Paul Motianのパーカッション、その他とのデュオ。
銃声や男性の声がSEに入っていたりして、戦争に関わるイメージが湧いてきます。
題名から、ポルトガルのことみたいですが、政変とかクーデターとかあったのでしょうかね?

いずれにしても、なかなかどんよりとしたアルバムです。
こういう雰囲気は嫌いではありません(笑)
Hadenの音色、ボヨーンとして好みではないけど、聴き終えてみると悪くないなぁと思ったりして。
1976年録音

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SAIL AWAY - TOM HARRELL [JAZZ]

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1.Eons
2.Glass Mystery
3.Dream in June
4.Sail Away
5.Buffalo Wings
6.It Always Is
7.Dancing Trees
8.Hope St.

Tom Harrell (tp) , Joe Lovano (ts) , Dave Liebman (ss) , James Williams (p)
John Abercrombie (g) , Ray Drumond (b) , Adam Nussbaum (ds) , Cheryl Pyle (fl)

Jazzトランペッター、Tom Harrellの1989年録音の作品。
バックも有名どころが揃っているし、何より僕の好きなJohn Abercrombieが参加しているので
当時迷わず購入したもの。CONTEMPORARY盤。

全体の音的には地味なイメージがあるけど、質の高い端正な出来という感じがします。
それは、第1にTom Harrellがメロディ重視で温かい音色を出す人だからだと思う。
それと、個人的にはあまり馴染みがないのですが、ピアノのJames Williamsも堅実で
柔らかいフレーズを繰り出してきます。

反面、2曲に参加しているDave Liebmanはフリーキーなフレーズを炸裂させ、
John Abercrombie(4曲参加)もいつもより歪ませた音で自由に駆け回ってる感じで
その組合せがいい感じです。

曲としては、1曲目がテンポの速いハードバップ的な雰囲気が出ていてHarrell ~ Lovano ~
Williams ~ Nussbaumへとつながるソロは盛り上がります。
2や4曲目のバラードも悪くないですね。
7曲目はCDでのボーナストラックなのですが、John Abercrombie好みの静かな曲。この曲だけ
フルートが参加しており、プログレ好きの僕は余計にゾクゾクします(笑)

ということで、Tom Harrellは聴きやすいし美しいフレーズを奏でてくれて結構好きです。
最近は健康も心配されますが、引き続き活躍してもらいたいものです。
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