BETWEEN FLESH AND DIVINE - ASIA MINOR [Progressive Rock]
1.Nightwind
2.Northeren Lights
3.Boundless
4.Dedicace
5.Lost in Dream Yell
6.Dreadful Memories
Setrak Bakirel (vo,g,b) , Lionel Beltrami (ds,per)
Robert Kempler (key,b) , Eril Tekeli (g,fl)
フランスのプログレバンド、ASIA MINORの1980年録音の2nd。
トルコ出身のメンバーがパリに出てオーディションによりメンバーを募集、結成されたバンド。
まず聴いて感じるのは、非常にスッキリとした音。録音のせいもあると思うが、タイトなドラム、
芯の通った音色のギター、薄く漂うようなキーボード。普通ならスカスカになってしまうところ
確かなテクニックがあるために聴いていて逆に引きこまれてしまいます。
特にドラムはこの頃19歳くらいだったらしいですが、変拍子を見事にこなしています。
曲は、フルートをフィーチュアして哀愁を帯びたものが多いですが、ドロドロしたところがなく
ある意味さわやかな感じすら覚えます。
1曲目が個人的には好きで、ベースのリフからタイトなドラム、空間系のギターにフルートが
いきなりドラマチックな展開を見せます。・・・が、曲の途中では一転して静寂が訪れ、悲しげな
歌が・・・ちょっとKing CrimsonのBook of Saturdayを想わせるような感じ。
そして再度テンポが上がり、フルートが走り、エンディングへ。
最後の締め方など、プログレの王道って感じで少し笑えますが(笑)
他の曲もクオリティは高くて、申し分ありません。
シンフォニック+ジャズロック系の要素もあり、僕は一番好きな系統です。
それでも、このアルバムの当時の販売はパッとせず、このアルバムを最後に解散してしまった
とのこと。惜しいです。
ちなみに歌詞は英語ですので、フランス語のボーカルに抵抗ある方でも気軽に聴けます。
お持ちでない方は是非!
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